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【FIREについて考える】本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 読書感想と資産形成の始め方

本気でFIREを目指す人のための資産形成入門

2021年から知名度が急上昇してきた「FIRE」とはなんなのか。

これからFIREを達成するためにはどんな行動が必要なのか。

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FIREは誰でもできるものなの?

この疑問について、私が読んだ「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法 /実務教育出版/穂高唯希」という書籍の感想と私の実体験をもとに紹介していきます。

この著者である穂高唯希さんは三菱サラリーマンブログを運営されています。

私は勝手ながら三菱サラリーマンさんと勝手ながら呼ばせていただいております。

以下にリンクを貼っておくので気になった方はブログを見に行ってみて下さい。

この記事はFIREを推奨するものではなく、こういう考え方もあるというスタンスで読んでいただければと思います。

また、実際に投資をする際は自己責任でお願いします。

本文に入る前に、この本を読んで私が抱いた感想を伝えておきます。

FIREの達成を目指すなら資産形成は必須

この感想に至った経緯も含めて本文で紹介していきます。

FIREとは何なのか?

FIREとは何なのか?

そもそも「FIRE」とはなんなのか?

これの説明をしなければいけません。

今回のテーマであるFIREは炎のことではありません。

  • Financial→金融、財政
  • Independence→独立
  • Retire→引退
  • Early→早期

このイニシャルをとってFIREです。つまり経済的自由による早期リタイアといことです。

極端な言い方をすると、「お金は十分にあるから、お金の為に働くことを辞める」みたいな感じでしょうか。

FIREを達成するためにはどうするか?

FIREを達成するためにはどうするか?

本で紹介されている方法は二つです。

  • 高配当・増配株投資
  • 支出の最適化

高配当・増配株投資とは?

高配当株とは、配当利回りが高い株のことを言います。

配当利回りとは、1株当たりの配当金を1株当たりの株価で割ったものです。

配当金とは、毎年企業が決算で株主に利益から還元するお金のことです。

すごく雑な解釈をすると、その株を持っていると毎年定期的にいくらかお金が自動的に振り込まれるということです。(配当金は企業の業績に左右されます)

増配株とは、毎年くれる配当金を増やしてくれる株のことです。(これもだいぶざっくりした解釈です)

株式投資は、パソコンの前で株を売ったり買ったりするというイメージが強いと思います。

しかし、この高配当株投資というのは基本的には買った株は売りません。

買った株を持ち続けることで、毎年配当金をもらうという手法です。

ある程度の理屈が分かれば手がかからない楽な投資だと思います。

毎年お金を貰えると聞くとなんか胡散臭い感じがすると思います。

ただ、インチキをしているわけはないので興味が沸いたら自分で調べてみて下さい。

支出の最適化

まずは本で紹介されている手法を紹介します。

本で紹介されている支出の最適化15選
  1. ペットボトル飲料を買わず、水筒持参
  2. たばこを買わず、たばこ株を買え
  3. 飲み物は白湯でOK
  4. デートは、公園で手作りピクニック
  5. 書籍は図書館利用
  6. 会社の飲み会は必要最低限
  7. 株主優待を活用すべし
  8. 散髪はセルフカットか、1000円カット
  9. 携帯は格安SIM
  10. プールやジムは公共施設を利用
  11. コンビニでの買い物は避けよ
  12. 買い物カートは使わない
  13. 支払いは現金ではなくクレカで
  14. 保険には入らない
  15. 階段は資源

全てをマネする必要はないと思います。

しかし、この15選の中から参考になったものは取り入れていきたいと思います。

私は6,9,13の三つを取り入れています。

特に6の会社の飲み会はコロナの影響もあり、会社の飲み会自体が激減したのである意味好都合でした。

15の階段は資源には衝撃を受けました。

階段は利用するだけで運動になります。これを知った時はなるほどと思いました。

トレーニングジムでの運動もいいですが、日常でもほんの少し考え方を変えただけで運動できる機会を見つけられるということです。

支出の最適化をする際の注意事項ですが、無理をしないことです。

無理に節約をして我慢をしたりすると絶対に限界が来ます。

無理せず取り組めるものをやってみるのがいいと思います。

資産形成について考えてみよう

資産形成ってどうすればいいの?

まずは証券口座を開設

資産形成の第一歩は証券口座の開設です。

証券口座がないことには高配当株投資も何もできません。

しかし、証券口座といってもどこの証券口座がいいのか分からない方もいると思います。

なので、本でおすすめされている証券口座を3つ紹介します。

おすすめ証券口座3選
  • 住信SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

一つずつ特徴を紹介していきます。

住信SBI証券

  • 株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス!
  • 米国株式、NISA、積立NISA、iDeCo対応
  • Tポイント/Pontaポイントで投資ができる
  • 三井住友カードで積立投信を行うとVポイントを付与

私もメインで使用している証券口座です。

米国ETFの積立もできるので、機械的に米国ETFを購入したい方にはおすすめです。

楽天証券

  • 楽天経済圏におけるポイント活用に強み
  • 楽天ポイントで投資ができる
  • 楽天カード決済で投信の買付をすると楽天ポイントがたまる
  • 100万円まで手数料0円

最近は改悪が続いている楽天証券ですが、それでも使いやすい点と楽天SPUの倍率もあがるので楽天経済圏を利用している方は使いやすいと思います。

私も楽天証券は利用しています。

楽天ポイントを使って投資信託が購入できるのも利点です。

マネックス証券

  • 取り扱い米国個別銘柄が圧倒的に多い
  • 中国株式も充実

マネックス証券は私は使っておりません。

私はSBI証券や楽天証券で欲しい銘柄は大抵揃っているので、あまりお世話にならなくても良さそうです。

しかし、上記の2つの証券口座で取り扱っていない銘柄を欲しいのであれば口座開設しても良さそうです。

日本の投資優遇制度を知ろう

日本の投資優遇制度
  • 一般NISA
  • 積立NISA
  • 個人型確定拠出年金「iDeCo」

この3つの優遇制度について簡単に解説します。

一般NISA

投資方法通常買付、積立買付
対象商品株式(ETF含む)、投資信託
非課税投資枠120万円/年
非課税投資期間5年間
途中引き出し可能
一般NISAの概要

年間120万円までの投資であれば、そこで得た利益は非課税になります。

5年と期間が短いので資金力がある方に向いている制度だと思います。

米国株や米国ETF、個別株式も対象商品なので高配当株・連続増配株などで配当金を積み上げたい人には向いていると思います。

積立NISA

投資方法積立買付
対象商品投資信託
非課税投資枠40万円/年
非課税投資期間20年間
途中引き出し可能

こちらは年間40万円までの投資であれば、そこで得た利益は非課税になります。

一年間の非課税枠が一般NISAに比べて少ないですが、非課税投資期間がながいので長期投資向けになります。

そして、対象商品が厳選された投資信託のみとなっているので、初心者の方でも変な銘柄を購入してしまうリスクは少ないと思います。

また、長期の積立投資になるので負けにくい投資手法になっています。

私は毎月貯金代わりにやっています。

時期によっては元本割れをするリスクもあるということは理解してください。

私は2020年のコロナショックで元本割れを経験しました。

しかし、それでも淡々と定期積立をしていたおかげで今は少しプラスになっています。

個人型確定拠出年金「iDeCo」

イデコは自分で作る年金制度のことを言います。

毎月一定の金額を積み立て、あらかじめ用紙された定期預金・保険・投資信託といった金融商品で自ら運用し、60歳以降に年金または一時金で受け取ります。

イデコのメリット
  • 積立金額すべてが「所得控除」の対象で、所得税・住民税が節税可能
  • 運用で得た定期預金利息や投資信託運用益が「非課税」
  • 受け取る時「公的年金等控除」「退職所得控除」の対象となる

しかし、イデコにはデメリットも存在します。

イデコのデメリット

60歳までは資金が引き出せない

良くも悪くも資金が長期間拘束されてしまいます。

老後の資産形成だと割り切っているのであれば間違いなくやることをおすすめできます。

イデコは月額5,000円から始めることができます。それ以降は1,000円単位で積み立てられます。

職業上限金額
公務員月額12,000円
会社員(企業年金あり)月額12,000円/20,000円(企業年金の種類による)
会社員(企業年金なし)月額23,000円
専業主婦(夫)月額23,000円
自営業月額68,000円

加入対象者も「日本在住の20歳以上60歳未満の方」であればだれでも始められます。

2022年5月~は60歳以上でも会社員や公務員といったサラリーマンで働く65歳未満の方、任意加入被保険者として国民年金に加入している65歳未満の方も新たに加入できるようになります。

資産形成を始めるなら証券口座と優遇制度を利用してみよう

資産形成を始めてみようと思ったらまずは証券口座を開設して、それから優遇制度を利用して始めてみましょう。

NISAやiDeCoはだいぶ有名になってきていると感じます。

書籍も多数出版されています。情報もたくさん手に入る時代になりました。

楽天証券では積立NISAの20年後のシュミレーションもできます。

やってみるとこんなに増えるのかと驚きました。

シュミレーション通りいくかは分かりません。

そこまで過度な期待は持たずにフラットな気持ちでいることが資産形成では大切だと思います。

育成ゲームのつもりで資産を育ててみようと思います。

まとめ

FIREと資産形成のまとめ

FIREと資産形成について本の内容をもとに紹介しました。

この著者の三菱サラリーマンさんは実際にFIREを達成したようです。

その手法を紹介している本になります。

この本を読んでいると、スピード感はマネできませんがいつかは自分もFIREできるような気がします。

FIREについても資産形成についても非常に考えさせてくれる1冊だと思います。

少なくともこの手法でFIREを達成した人が一人はいます。

書籍にも書いてありますがFIREは目的ではなく手段です。

FIREを達成することで、新たな人生の選択肢を手に入れられます。

FIREについても賛否両論あるとは思いますが、目指すのは個人の自由です。

FIREを達成しても仕事をし続ける人はたくさんいます。

辞めたくなったらやめるという選択肢を持つことができる。

そして、自分の好きなことに挑戦しやすくなる。

それがFIREの魅力の一つだと思います。

再現性があるかどうかはチャレンジしてみないと分からないし、環境が違うので書籍の手法を参考にして自分なりの資産形成をしていくのがベストだと考えています。

FIREを目指さなくても、資産形成については知っておいて損はないと思います。

興味が沸いた方はぜひこちらの書籍を読んでみて下さい。

資産形成をするきっかけになるかもしれません。

https://smilehosi-everyday.com/2022yearfirebookchoicehtree/