一般計量士

【一般計量士】合格するための勉強時間とスケジュールを紹介します!

【一般計量士】合格するための勉強時間とスケジュールを紹介します!

一般計量士を受験することになったけど、どれくらい勉強すればいいの?

どれくらいの勉強時間が必要で、いつから勉強を始めればいいの?

資格試験を受ける時にまずこの疑問が思い浮かびますよね。

hosi

私の経験も踏まえてこの疑問に答えていきます。

この記事で分かること
  • 一般計量士の試験時期
  • 勉強時間(全体の勉強時間+科目別勉強時間)
  • 各科目の特徴

一般計量士について知りたい方はこちらの記事も読んでみて下さい。

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一般計量士の試験時期

一般計量士っていつどこで試験が受けられるの?

一般計量士の試験勉強をするためには受験日から逆算をすることが大切です。

一般計量士の試験日

12月第二日曜日

一般計量士の試験日は2018年以降は毎年12月の第二日曜日に開催されています。

今年も特に告知はなかったので12月開催だと思われます。

受験申し込みは7月~8月なので申し込み忘れのないように気を付けて下さい。

試験地は全部で9か所です。

試験地
  • 北海道(札幌)
  • 東北(仙台)
  • 関東(東京)
  • 中部(名古屋)
  • 近畿(大阪)
  • 中国(広島)
  • 四国(高松)
  • 九州(福岡)
  • 沖縄(那覇)

試験会場は受験票にて通知なので、受験票が到着するまで分かりません。

ちなみに、昨年東北で受験した時は東北大学川内キャンパスでした。

川内駅を降りたらすぐ試験会場だったので行きやすくて良かったです。

合格するための勉強時間は?

一般計量士に合格するための勉強時間は?

一般計量士に合格するための勉強時間は、高校の数学と物理が得意かどうかで大きく変わってくると思います。

今回は私が試験に合格するまでの勉強時間を参考に最低限必要であろう勉強時間を考えてみます。

そのためには私の受験時の状況と知識レベルを先に紹介します。

hosiのバックグラウンド
  • 2020年12月 5回目の試験で一般計量士合格(5年連続受験)
  • 工場勤務、プラントエンジニア(一般計量士合格時)
  • 地方国立大学理系学部卒業
  • 数学と物理は苦手(絶望)
  • 既婚、子どもはいない(一般計量士合格時)

ポイントは理系国立大学を卒業しているにも関わらず、数学と物理がすごく苦手だということです。

1年目の勉強時間

1年目の受験は2016年、その頃はまだ試験が3月でした。

そして、最初の試験の年は職場の上司に受けてくれと言われて受け身な気持ちで試験勉強をしていました。

正直なことを言いますと、1年目はほとんど勉強をしていませんでした。

10月頃から週に1~2時間勉強をする程度です。

勉強方法は日本計量士協会が出版しているテキストを読んで、数問過去問を解く程度でした。

そんな感じで試験1か月前までそんな感じでした。

1か月前からは1時間ずつ勉強をして試験に挑み、結果は当然不合格です。

1か月前の勉強方法はコロナ社の過去問3年分を1周なんとなく解く感じでした。

気持ちが入っていなかったことと、勉強時間不足なので不合格で当然です。

集計すると1年目の勉強時間は50時間程度です。

1年目の科目別勉強時間
  • 一基・・・30時間
  • 計質・・・10時間
  • 法規・・・5時間
  • 管理・・・5時間

2年目の勉強時間

2年目も流れで受験という感じだったので、1年目とほとんど変わらない勉強時間でした。

1年目で僅かながら勉強していたけれども、半年以上何もしていなかったので2年目の勉強始めは1年目の貯金はほとんどありませんでした。

改めて勉強をし直す感じで、今考えると非効率的です。

結果的には1年目と同じ感じで50時間程度の勉強時間でまたしても不合格。

3年目の勉強時間

3年目は1,2年目のような勉強ではいつまでも合格できないこと分かりました。

しかし勉強始めは10月からです。

2年勉強しているという奢りから勉強開始時期は変えませんでした。

勉強時間は先の2年より増やしました。

10月からは毎朝30分、年明けから3月まで毎日1~2時間勉強をしていました。

集計するとおよそ180時間の勉強時間です。

しかし、残念なのがせっかく2年勉強していても、試験後から次の試験勉強開始まで何も勉強をしていないので、毎回スタートが同じということです。

勉強を始める頃には、まるっきり忘れてしまっています。

3年目の科目別勉強時間
  • 一基・・・100時間
  • 計質・・・50時間
  • 法規・・・20時間
  • 管理・・・15時間

一基に苦手意識があったことと、過去二回の試験から午前科目が鬼門だと認識していたので、徹底的に午前科目対策をしました。

その結果、午前科目は合格点を取ることできました。

しかし、肝心の午後科目が1問足りずに不合格。

勉強時間を振り返っても、午前科目をおろそかにし過ぎた感じは否めません。

4年目の勉強時間

この4年目から12月試験に変更になりました。

なので、3月の試験後からあまり開けることなく勉強を開始してしまえば良かったのですが、この年はプライベートでイベントがあり過ぎて、勉強時間の確保をおろそかにしたのが敗因だと思っています。

12月試験で9月から勉強を始めました。

新婚旅行や結婚式があったので、隙間時間で勉強をしていました。

朝の30分の勉強と夜は1時間の勉強を3.5か月。

約150時間勉強をしました。

結婚式の1週間後に試験というハードスケジュールで挑みました。

結局全体的に勉強時間が足りておらず、不合格。

4年目の科目別勉強時間
  • 一基・・・80時間
  • 計質・・・50時間
  • 法規・・・10時間
  • 管理・・・10時間

結局また午前科目を中心に勉強してしまい、午後科目で不合格。

あれだけ午後科目で痛い目を見たけど、午前科目に自信が持てず勉強時間を多めにとってしまいます。

このころまでは、ひたすらコロナ社の過去問6年分ばかりやっていました。

5年目の勉強時間

いい加減に合格したいという強い気持ちがでてきた年です。

しかし、試験後からすぐ翌年の勉強をするにはモチベーションが持たないということで、8月に危険物甲種の試験を受験しました。

今までの勉強習慣を無くさないための試験です。

それなりに勉強をして危険物甲種は一発合格。

危険物甲種の勉強方法についてはこちらをお読みください。

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そして、8月の危険物の試験終了と同時に一般計量士の試験勉強に移りました。

危険物甲種の勉強時間をそのまま一般計量士の勉強時間にスライドしました。

8月~12月まで、平均すると毎日3時間くらい勉強しました。

平日は2時間、10月以降の休日は5時間勉強していました。

有給も使用して、その日も勉強していました。

だいたい360時間勉強していました。

この年は数年ぶりに三好先生の過去問が発刊された年でした。

合格できたのはこの過去問のおかげといってもいいような気がします。

最初の3か月で過去問7年分を3周しました。

そして、残りの2か月でさらに古い過去問8年分を3周と前半の過去問をもう1周しました。

5年目の科目別勉強時間
  • 一基・・・100時間
  • 計質・・・80時間
  • 法規・・・100時間
  • 管理・・・80時間

だいたいこれくらいの内訳で勉強をしてきた結果、5回目にしてやっと合格をすることが出来ました。

勉強時間まとめ

5年間で約790時間くらい勉強時間に費やしていました。

毎年試験後はせっかく勉強したことをほとんど忘れてしまい、勉強する習慣もなくなっていたので、本当に効率の悪い勉強方法だったと反省しています。

私のように勉強が苦手な方は一発試験合格するためには400時間必要だと思います。

数学と物理が得意な人は300~350時間くらいでも大丈夫かもしれません。

勉強スケジュール(一案)

200日×2時間=400時間

5月のGW明けから少しずつ勉強を始めて12月の試験にピークを持っていく感じでいかがでしょう。

各科目の特徴

各科目の特徴

ここでは各科目の特徴と勉強方法について紹介していきます。

計量に関する基礎知識(一基)

この科目は得意な人と不得意な人が大きく分かれる科目だと思います。

試験の出題範囲は高校の数学と物理です。

私は苦手意識が強かったので一番勉強時間を費やしました。

5年で300時間以上費やしました。

物理と数学は閃きや解き方がすぐに出てくるかどうかで勝負は決まります

とにかく過去問を繰り返し解いて出題傾向を把握して、問題の解き方を身に着けます。

私は数学も物理も全然覚えていなかったので、高校の時に使用していた教科書を参考書代わりにしていました。

計量器概論及び質量の計量(計質)

この科目は計量器の基礎と目盛りの読み方や精度計算などがあります。

一基と比べると計算問題は難しくないです。

こちらは日計振で販売しているテキストを読んで、あとはひたすら過去問を解いていました。

電気信号の知識が少しあるだけで理解がすごく進みます。

出題される問題はだいたい傾向は変わらないので、過去問をしっかり理解することで十分だと思います。

私は過去問を15年分解いていました。

計量関係法規(法規)

この計量関係法規は覚えてしまえば点数が取れる科目です。

しかし、私はこの法規を甘く見て3年目と4年目に痛い目にあいました。

細かいところもしっかり頭に入れておかないといけません。

これのちょっとしたコツは日常生活でもこの法律が適用されてじるところに気づけると理解が深まると同時に食材の買い物をするときの見方が変わります。

例えば、はちみつは売る時は質量[g]で表記しなければいけないという決まりがあります。

飲料でアルコールを含まないものは質量[g]か体積[L]、アルコールを含むものは体積[L]の表示のみとされています。

これを知ってからはしばらく買い物中に表示の単位を良く見るようになりました。

日常でもその気になれば勉強ができるのは法規の面白いところ

しかし、過去問はしっかり解きましょう。

私は過去問を9年分5周くらいしました。

法規関係全般に言えることですが、主語を明確にする癖をつけると覚えやすいと思います。

計量管理概論(管理)

この科目は統計学やQC7つ道具などの品質管理方法が出題されます。

統計学は大学で勉強していれば楽です。私はあまり覚えていなかったので、別で統計学の勉強をしました。

統計学の勉強を終えたらあとはひたすら過去問を解き続けます。

こちらも過去問9年分を3周しました。

まとめ

一般計量士合格するためのスケジュール

私の経験をもとに一般計量士の試験勉強時間を紹介しました。

この試験は数学と物理がとくいだったかどうかがかなり勉強の難易度を左右すると思います。

数学や物理が得意な人にとっては全然楽な資格となるかもしれません。

私はどれだけ勉強しても得意にはなれませんでした。

一基に関して言うと、問題のバリエーションがたくさんあるので、一問でも多くの問題に触れておくことが合格への近道だと思います。

なので、過去問を15~20年分くらいは解けるようになっておくことを推奨します。

400時間あれば可能なので、理系科目が苦手だけど受験をするという方はぜひ試してみて下さい。

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