環境計量士

【環境計量士】環濃の出題傾向分析 頻出のJIS規格

環境計量士 環濃の出題傾向分析頻出のJIS規格

環境計量士の試験は出題範囲が広すぎて、全てをまんべんなく覚えるのは大変ですよね。

hosi

良く出題される問題は集中的に対策をしておきたい

試験の出題傾向を掴んでおくことは勉強をしていく上で非常に役に立ちます。

「2022年版環境計量士 濃度・共通攻略問題集」三好康彦著 Ohmsha

こちらの問題集は過去7回分の過去問を出題内容別に分類してあります。

この過去問を勉強すれば頻出問題が良く分かります。

環濃はJISからの出題が多い

環濃はJIS規格からの出題が多い

環濃はJIS規格からの出題が本当に多いです。

逆を言うと頻繁に出題されているJIS規格を抑えておくだけで環濃の点数がとりやすくもなります。

環化は難易度にばらつきがありますが、環濃は知っているか知らないかの問題が多いので勉強をすればするだけ点数がとれます。

出題頻度の高いJIS規格を分析

出題頻度の高いJIS規格を分析

令和3年~平成25年までの10回分で出題傾向を分析します。

平成30年から試験が3月から12月に変更になりました。

なので、平成30年だけ3月と12月の2回試験を行っています。

JIS Z 8802 pH測定方法

見事に2年に1回の出題です。

この流れだと今年は出題されないかもしれませんが、念のために目を通しておきましょう。

環境計量士環濃JIS Z 8802 pH測定
【環境計量士】JIS Z 8802 pH測定方法について紹介環境計量士の試験範囲であるJIS Z 8802 pH測定方法についての解説記事になります。...

JIS K 0095 排ガス試料採取方法

排ガス試料の採取方法は毎年必ず出題されています。

採取管、導管、ろ過材などの材質と使用例の表は覚えておきましょう。

環境計量士 JIS K 0095排ガス試料採取方法出題の傾向と対策
【環境計量士】JIS K 0095排ガス試料採取方法 出題の傾向と対策10年間ずっと問13で出題され続けているJIS K 0095排ガス採取方法。今年も出題される可能性はとても高いと思われます。 過去の出題傾向と対策をまとめましたので試験勉強の一助になれば幸いです。...

JIS B 7952 大気中の二酸化硫黄自動計測器

大気中の二酸化硫黄自動計測器については最近あまり出題されていません。

令和元年にJIS K 0103排ガス中の硫黄酸化物分析方法が出題されています。

こちらの方を警戒した方がいいかもしれません。

JIS B 7982 排ガス中の窒素酸化物自動計測システム及び自動計測器

H27とH29の感じからいくと今年は出題の可能性があります。

過去問とJIS規格を確認しておきましょう。

JIS B 7983 排ガス中の酸素自動計測器

酸素自動計測器は種類が多いので出題の仕方も様々です。

ジルコニア酸素濃度計が電気化学式というのは原理をしっかり理解しないといまいち納得できませんでした。

各酸素自動計測器の名前と原理は理解しておきたいです。

JIS B 7954 大気中の浮遊粒子状物質自動計測器

これは毎年お約束の最終問題です。

過去問だけでも十分対策は可能だと思います。

【環境計量士】JIS B7954浮遊粒子状物質自動計測器に関する出題の傾向と対策
【環境計量士】JIS B 7954 浮遊粒子状物質自動計測器に関する出題の傾向と対策過去10年間ほとんど毎年最終問題として出題されている浮遊粒子状物質および自動計測器に関する出題。毎年出題されているので対策は必須です。スキマ時間の勉強に役立つ記事になっています。...

JIS K 0104 排ガス中の窒素酸化物分析方法

近年から出題され始めた問題です。

ザルツマン吸光光度法について覚えておくと答えられる年がありました。

そんなに面倒ではないのでJISに目を通しておきましょう。

JIS K 0151 赤外線ガス分析計

近年出題されなくなってしまった問11の常連です。

最近は酸素濃度計が問11で出題されています。

久しぶりに急に出題されても大丈夫なように過去問で対策しておきましょう。

JIS K 0121 原子吸光分析通則

JISの出題は少ないが原子吸光分析に関する出題は毎年出ている。

近年はしっかりJISから出題されているのでJISも要確認。

JIS K 0114 ガスクロマトグラフィー通則

ガスクロマトグラフィーに関しては11年間毎年出題されていたので今年も出題されると予想されます。

昨年の出題はJIS規格からさらに踏み込んだ出題がされています。

よく勉強をしなければいけません。

JIS K 0124 高速液体クロマトグラフィー通則

高速液体クロマトグラフィーについては今年は出題されると思います。

しっかり対策をしておきましょう。

JIS K 0126 流れ分析通則

流れ分析通則もここ数年で頻出問題になりました。

今年も出題の可能性が非常に高いので対策は怠らないようにしましょう。

JISK0126
【環境計量士】JIS K 0126流れ分析通則に関する出題の傾向と対策ここ数年毎年出題されている流れ分析通則についての記事です。 フローインジェクション分析と連続流れ分析は過去に2回以上出題されているのでしっかり覚えておきましょう。 スキマ時間の勉強に役立ててもらえれば幸いです。...

JIS K 0055 ガス分析装置構成方法通則

2年連続出題が多いので今年も出題の可能性ありです。

JISK0055
【環境計量士】JIS K 0055 ガス分析装置校正方法通則に関する問題の傾向と対策環境計量士の出題範囲であるJIS K 0055 ガス分析装置校正方法通則の解説です。ここも頭の整理をつけておきましょう。...

まとめ

まとめ

すべての問題を網羅しているわけではないですが、JISを覚えておくだけで点数が取れそうな問題がいくつかありそうです。

特にJIS B 7954とJIS K 0114は過去11年毎年出題されているので、そこはもれなく覚えておかなければいけないところです。

今回のJISだけで13項目あげました。

試験問題は25問なので、今回抽出したJISが頭に入っていれば、少なくとも1/3は得点がとれるはずです。

試験勉強のためには出題問題の分析も大切です。

この記事がみなさんの勉強の一助になれば幸いです。