仕事をしていると色々な人と話をする機会があります。
必ずしも自分と気の合う人とばかり話ができるわけではありません。
余計な一言を言ってしまったが為に、気まずい人ができてしまったり、怒らせてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
逆に、会話をしていてムッとする経験もあると思います。
今回は「好かれる人が絶対しないモノの言い方」著渡辺由佳
この書籍から私の印象に残ったものを紹介します。
他にも参考になる内容がたくさんありますので気になった方は本を読んでみて下さい。
ほめ言葉を言われたら否定しない
これは日本人あるあるだと思いました。
以前は私もほめられるのに慣れていなかったということと、謙遜するものだという意識があったからです。
ほめられるとつい「とんでもない」とか「そんなことないよ」なんて謙遜して言ってしまいがちだと思います。
この謙遜が実は、相手の気持ちを否定しているということになるようです。
なので、このブログを読んだ方は明日からこう言いましょう。
「ありがとうございます」
ほめられたら素直に感謝の気持ちを伝えましょう。
謙遜ばかりしていては自己肯定感も下がってしまいます。
せっかくほめてもらったならば、ありがたくその言葉を受け止めましょう。
慣れてきたら、そこに+一言を付け加えていきましょう。
例えば、「試験合格おめでとう。よくがんばったね」と褒められた時
「ありがとうございます。勉強したところが出題されて良かったです。」なんて感じで返せれば誰も嫌な思いをすることがありません。
反対意見は「いかがでしょうか?」でやわらげる
これを読んだときは、なるほど!と思いました。
そもそも仕事を始めてキャリアが浅いうちは反対意見を言いにくいと思います。
言い方を間違えると相手との関係性も壊しかねません。
たまに、なんでも全否定してくる方もいらっしゃいます。
この「いかがでしょうか?」という言葉は自分の意見も持っていないと使えません。
つまり、相手の意見を反対するということは、その代替案は提示するのが前提ということです。
人の意見にただ単に否定だけしている方もいらっしゃいます。
それだけだと何も話は進まない上に、否定された側は不快な気持ちを持ってしまいます。
なので、相手の意見に反対をするときは自分の「代替案+いかがでしょうか?」と言ってみてはいかがでしょうか。
また、上司に意見を仰ぐ時にもこの「いかがでしょうか?」が活躍します。
「この案件の方向性はこういう感じにしようと思いますが、いかがでしょうか?」
こう言うと、上司にしっかりと意見を仰ぐ形になります。
また、上司から明確な指示が出やすくなるのでトラブルが起きた時も自分一人の責任にはなりません。
自分の身を守る意味でも身に着けておいて損はない言葉だと思います。
ビジネスは「すみません」より「申し訳ありません」
これも普段から意識しておかないと、つい出てしまう言葉だと思います。
ミスをした時に「すみません」と言って謝るのは、謝らないよりはマシだと思います、
しかし、この言葉は社内の人たちまでです。
どうしても軽い印象を与えてしまうからです。
社外の取引先やお客さんにたいしては、「申し訳ありません」という丁寧な言葉を使いましょう。
取引先に対して「すみません。うっかり忘れてしまいました。」なんて言おうものなら、どれだけ仕事を軽く見ているのかなんて思われてしまいます。
ミスをしたときは、誠意をもってしっかりとした言葉で謝ることが大切です。
そして、後日再びあった時にも「先日は、お手数をおかけして申し訳ありませんでした。」くらい言ってもいいと思います。
前回のミスのお詫びの気持ちは残っていますという表現にもつながります。
まとめ
今回は本の中から、私がグッときた言葉を3つ選びました。
この3つを知るだけでも、上司との良好な関係の構築が出来たり、周りからの印象も変わってくると思います。
なにより、言葉遣いが綺麗だと出来るビジネスマンという感じがします。
この本にはまだまだたくさん良いことが書いてありますので、気になった方はぜひ読んでみて下さい。