人の上に立つということは大なり小なり組織(チーム)を任せられるということです。
チームを任された時、強いチームを作るためにはどうすればいいのでしょうか。
今回紹介する本「とにかく仕組み化」は働きやすい組織を作るための仕組み化について学べます。
この書籍の内容を20文字でまとめてみました。
仕組み化で勝てる組織を作る
勝てるチームを作りたい方や組織作りに悩んでいる方はぜひ読んでみて下さい。
書籍について
- ・発売日:2023年5月30日
- ・著者:安藤広大著(株式会社識学 代表取締役)
- ・書籍のジャンル:ビジネス書
- ・ページ数:
この本を読んだきっかけ
以前所属していた部署が本当に働きにくく、職場異動により働きやすい環境になりました。
働きやすい環境と働きにくい環境はどんな差があるの以前から気になっていました。
そんな時にこの本を見つけて最初の1ページを読んでドキッとしました。
「あなたがいないと困る」この言葉は麻薬だ。
※とにかく仕組み化より引用
当時の上司が特定の社員に対してよく使っていた言葉です。
おそらくこの言葉が働きにくい組織を作る第一歩なのではないかと思いました。
働きやすい組織を作るためにはどんな仕組みが必要か、それは自分の職場にも生かせるのか気になってこの本を読みました。
なぜ仕組みが必要なのか?
この本を読んで私が感じた答えを紹介します。
チームとして機能する仕組みで勝てる組織を作る
なぜそう考えたか?
個人の能力には限界があります。
組織の中に個人があります。個人の能力だけで組織を動かせたとしても、その人が去った後に組織が機能しなくなっては終わりです。
個人はいつか組織を去りますが、組織はありつづけることが可能です。
突出した能力の人に依存せず、人が入れ替わっても勝ち続けられるチームを作る仕組みが大切になります。
大切なことは何か?
チームとして機能して勝てる組織を作るために大切なことは以下の3つだと思います。
- 属人化を防ぐ仕組みを作る
- チームで仕事をして達成感を得る
- 頑張っている人が得をする組織にする
属人化=その人にしかできない業務です。
属人化してしまうと一部の業務が上司に裁量がなくなってしまいます。
そうなると上司の立場が弱くなり組織の規律が乱れてしまいます。
自分が楽をするために属人化する人たちが一定数いますので、それを防ぐ仕組みは間違いなく必要です。
それを防ぐ仕組みの一つが、チームで仕事をすることです。
チームで仕事をするとなれば、情報共有は不可欠ですし、チーム内の人たちで仕事をフォローするため属人化しにくくなります。
そして、頑張っている人が得する仕組みを作ることで頑張らない為の属人化も防げます。
実際どんな仕組みが必要か?
どんな仕組みを作るとチームとして機能するのでしょうか?
一つは再現性のある方法を伝えていくことだと思います。特定のスキルがないと出来ない方法で業務を行ってしまうと属人化が進んでしまいます。
業務が誰でも出来るようにマニュアルを作ったりすることも大切です。
もう一つ大切なのは業務を任せる際に明文化した責任と権限を与えることです。
責任のない中で与えられた権限以上の行動をしてミスをしたときはお互い困ります。
しっかり責任の範囲と与える権限は明確にすることが属人化を防いで勝てる組織を作る第一歩だと思います。
まとめ
強い組織に必要なのは個人で優秀なプレイヤーではなく、チームで働きやすい仕組みを作ることです。
優秀な個人に権限を与えすぎてしまうと属人化が進んでしまいます。
チームとして業務を達成することが強い組織を作ることに繋がります。
個人の能力も大切ですが、個人プレーではなくチームプレーで貢献できるような組織作りをしていきましょう。