社会人になってから資格試験を受けることになったという方は多いと思います。
仕事をしながら勉強なんて時間が足りないよ
社会人は学生時代と違って勉強時間に限りがあります。
この記事では社会人が資格試験を合格するためにはどのように勉強をすればいいのかを提案していきます。
- 勉強時間の作り方
- 資格試験は復習が大切
- 試験日から逆算して計画的に勉強する方法
- 問題集、参考書の選び方
この記事を書くに当たってこちらの書籍を参考にしました。
本書で紹介されている勉強方法は全然難しいものではありません。
本当に誰でもできそうな勉強方法なので、資格試験の勉強方法で悩んでいる方はぜひ一読してみて下さい。
私も現在環境計量士の試験勉強にて実践中です。
勉強時間の作り方
仕事をしながらだとまとまった勉強時間がとりにくいね
目標達成までなにか一つやめてみる
1日24時間これだけは全人類平等に与えられている時間です。
普段の生活で勉強をする時間がとれないという方は、生活の中で何かをやめて勉強時間に充てるというのも一つです。
- なんとなく見ているテレビ
- 暇な時間のSNS閲覧
- ゲーム
- 動画観賞
趣味の時間も大切なので、まるっきりやめてしまうのではなく30分~1時間を勉強時間に充てることで少し勉強時間がとれます。
勉強時間がないと感じたら一度自分の生活を見直してみてもいいと思います。
スキマ時間の利用
2時間、3時間とまとまった時間で勉強することが全てではありません。
ほんの少し空いた時間があれば問題を一問解いてしまえばいいのです。
仕事の休憩時間に数問解いたり、朝起きて数問解いたりしているとそれなりの勉強時間になります。
ながら学習
机で教科書や問題集を開いての勉強が全てではありません。
書籍では耳学というものが紹介されています。
問題集の問題と解答を録音して、歩きながら聞いたり、家事をしながら聞いたりするという勉強方法です。
他に暗記したいページをプリントアウト、ラミネートしてお風呂で覚えたりします。
スマホで問題集を撮影しておいて、待ち時間に写真をみて問題を解くこともできます。
こうやって工夫をすることで机に向かうことなく数時間の勉強ができます。
資格試験は復習が大切
なぜ復習が大切なのか?
学生の頃は授業があるので予習もやって復習もやるのが大切でした。
しかし、社会人になってからの資格試験の勉強は独学がほとんどです。
授業や講習会を受ける場合を除き、予習という概念がなくなります。
新しいことを勉強するか、勉強したところを復習するかの2択になります。
せっかく新しく学んだことも試験前に忘れてしまっては意味がありません。
新しく覚えたことは試験が終わるまでは忘れないようにする必要があります。
だから定期的な復習が大切なのです。
忘れる前に復習をすることで、試験まで覚えたことを忘れないようにします。
じゃあどのくらいの頻度で復習をするといいのか。
書籍では大容量記憶表というものが紹介されています。
この書籍を購入するとエクセルシートでもダウンロードできるので使ってみてもいいと思います。
私は環境計量士の試験勉強で使っています。
少なくとも新しく覚えた知識は翌日に覚えているかどうかを確認した方が良いです。
資格試験は知識を問われることが多いです。
上手に復習をして試験当日まで頑張りましょう。
試験日から逆算して計画的に勉強する方法
モチベーションが維持できる範囲内で勉強計画を立てる
仕事をしながら受ける資格試験はストレスも溜まります。
既に結婚している方は家族にも負担をかけてしまいます。
1年以上の長期で勉強計画はあまりモチベーションが持たないのでやめた方がいいと思います。
受験する資格の難易度にもよりますが、半年前くらいから勉強を始めるのがちょうどいいのではないでしょうか。
ロングスパンの計画だと、結局勉強ができずに自己嫌悪に陥ったり、前半は頑張れるけど肝心の試験近くになって失速する可能性もあります。
勉強期間は長く設定し過ぎないようにしましょう。
試験範囲から試験日に間に合うように計画を立てる
資格試験を受けることを決めたらまずは問題集を片っ端から解きたくなります。
あるいは教科書や参考書を読んで勉強をしたくなると思います。
しかし、まずは問題の傾向と自分のレベルを照らし合わせて勉強計画を立てましょう。
まったく知識がないすべてが初見の資格なのか、学校で勉強をしたことがあって思い出せば解けるようになるのか。
暗記が中心の試験か、物理や数学といった解き方や発想が必要なのか。
試験の難易度や問題傾向等の情報収集をして計画を立てましょう。
無理のない勉強計画を立てる
勉強期間を短くし過ぎて1日の勉強時間が多すぎるとノルマが達成できなくてやる気をなくします。
そうならない為にも頑張り過ぎないというのも一つのポイントになると思います。
よくあるのが、調子がいい時や気分が乗っている時に予定以上に勉強をし過ぎてしまう傾向です。
勉強をするのはいいことですが、このオーバーワークの疲れが翌日以降に地味に蓄積されていきます。
それがモチベーションの低下につながっていきます。
資格試験はいかにモチベーションを下げずに勉強するかが重要になってきます。
調子がいい時でも予定していた勉強が終わったらスパッと勉強をやめてしまうのがポイントです。
そういう時は勉強したい気持ちのまま翌日を迎えるので、やる気貯金が貯まりモチベーションの維持がしやすいです。
少し余裕があるくらいの勉強計画を立てましょう。
問題集、参考書の選び方
資格試験によって手に入れられる問題集や参考書が変わってきます。
こんな問題集や参考書を選べばいいという基準を紹介します。
- 分野別問題集
- 一問一答問題集
- 過去問題集
- 予想問題集
- 一ページの文字数が多すぎない
- 適度に図解やイラストが使われているもの
- カラーのもの
問題集の選び方
分野別問題集
過去に出題された問題が分野ごとに集められているので、頻出問題や問われやすい箇所が分かりやすくなっています。
出題分析にも使えます。同じ分野の問題を繰り返し解くことになるので覚えやすいのも特徴です。
重点的に勉強する場所を見つけて周辺知識も調べやすいので、勉強を始める最初の問題集におすすめです。
一問一答問題集
分野別の問題集に比べると持ち運びしやすいコンパクトなサイズになっているものが多いです。
メジャーな資格だとアプリにもあったりします。
外出時のちょっとしたスキマ時間の勉強に使えます。
過去問題集
一通り勉強が進んできたら過去問題集を解いていきます。
実際の試験をイメージして解いていくとより効果があります。
しかし、ここで注意が必要なのは最初に買った分野別問題集や一問一答をマスターしてから過去問に進みましょう。
焦って複数の問題集に手を出してしまうとどれも中途半端になってしまうからです。
予想問題集
試験直前は予想問題集を解いて勉強の成果を確認しましょう。
ここで解けなかった問題はしっかりと復習をして対策しておきましょう。
参考書の選び方
一ページの文字数が多すぎない
字ばかりの参考書は読んでいても疲れて挫折してしまいます。
そういう参考書しかない場合は仕方ありませんが、自分が読んでいて負担にならなそうな参考書を探しましょう。
適度に図解やイラストが使われているもの
文字だけの説明よりも図やイラストの方が理解しやすい場合が多々あります。
読んでいても理解がしやすい参考書は勉強のモチベーションにもつながります。
カラーのもの
こちらもとにかく読みやすさ、とっつきやすさを重視した選択基準です。
結局どんな問題集、参考書がいいの?
受験する資格によって選べる問題集や参考書は変わってきます。
結局どんな参考書がいいのかよく分からない
そんな声が聞こえてきそうなので、実際に私が簿記3級の勉強で使用して良かった参考書と問題集を紹介します。
こちらのTAC出版のみんなが欲しかったシリーズは先ほど紹介した選択基準満たしています。
書店にも売っておりますので、立ち読みをして雰囲気を掴んでみて下さい。
まとめ
資格試験は復習とモチベーション維持が大切です。
復習はすればするほど記憶としてしっかりと定着していくのが実感できます。
何回も問題を解いていると理解度が深くなります。
理解が出来た問題は定期的に復習することで試験当日まで忘れないように努めます。
疲れて勉強をしたくない日は復習だけして先に進まないというのも手段の一つです。
一度解いている問題なので、所要時間もそんない取らなくてもその日のノルマは達成できます。
達成できる程度のノルマを作ってモチベーションを維持しながら、試験当日までしっかり勉強してがんばりましょう。
資格試験は受けて損することはありません。
たとえマイナーな資格でも、その為に勉強したことは自分の身になっています。
試験に合格できたということは自分の成功体験になるので自信にもつながります。
このブログがみなさんの勉強の手助けになれば幸いです。