2年連続で出題される傾向のあるこの問題。
昨年出題されたので、今までの傾向だと今年も出題される可能性が高いです。
ガス分析装置の構成方法にはどんなものがあるんだろう。
この記事では過去に出題されたところをまとめていますので試験勉強に役立てて下さい。
今回記事を書く際に参考にした問題集はこちらです。
ガス分析装置校正方法通則ってなに?
ガスの定量分析を行うためのガス分析装置の目盛り値又は出力値を、校正用ガスを用いて校正する方法についての規定(JIS K 0055 1.適用範囲より引用)
過去10年で出題されたところを紹介
- 分析装置の校正に用いる標準ガスで、ゼロガス・スパンガス・中間点ガスの総称
- 容器詰め校正用ガス
- 計量法トレーサビリティ制度などにおいて供給されている実用標準ガス
- 高純度物質又は既知濃度のガスと希釈ガスとを質量比混合法、体積比混合法、質量体積比混合法及び圧力比混合法によってガス容器に調製、又は流量比混合法によってガス容器に充てんし、濃度値を確定し、その濃度の安定性が確認されたガス
- 校正用ガス調整装置による校正用ガス
- 連続的に希釈する装置、高純度物質から一定濃度を連続的に発生させる調整装置(パーミエーションチューブ法又は蒸気圧法)又は成分ガスを一定濃度で連続的に発生・希釈する装置から得られたガス
ゼロガス:分析装置の最小目盛値を校正するために用いる校正用ガス。
スパンガス:分析装置の測定段階(レンジ)の、最大目盛付近の目盛値を校正するために用いる校正用ガス。
中間点ガス:分析装置の測定段階(レンジ)内の、最小目盛と最大目盛の間の目盛値を校正するために用いる校正用ガス。
希釈ガス:校正用ガスを調整する際に、目的成分ガスをある濃度に希釈するために用いるガス。目的成分ガスに経時変化を起こさせるような成分又は測定値に影響を与えるような成分を含まないもの。
校正用ガスの調整に使う容器の材質:ガラス製、ステンレス製容器を用いる。
校正用ガスを分析装置に導入するための配管接続は、できる限り短く、かつ遊び空間ができないように、定められた導入口に接続する。
配管の材質には、吸着性、反応性及び透過性が小さいものか、無視できるものを選定する。
分析装置は、隣接区域からのコンタミネーション、振動、電源電圧変動、温度変動などの影響のない環境に設置する。
高圧ガス容器に充てんされた校正用ガスを使用する際には、圧力調整機構をもつ調整器を使用し、そのダイアフラムの材質は、吸着性、反応性の小さいものか、無視できるものを使用する。
(JIS K 0055から一部引用)
今後出題される可能性がありそうなところ
校正曲線の作成方法
校正点の設定
分析装置の使用測定段階について、ゼロ点並びに最大目盛り値のおおよそ20%、40%、60%、80%及び100%に相当する点を校正点とする。
校正曲線の作成
分析装置を、ゼロ及びスパン調整を行った後、各校正点に相当する中間点ガスをゼロ及びスパン調整した時と同一条件で分析装置に導入し、各中間点濃度に対する分析装置に指示値を読み取る。
まとめ
JIS K 0055は比較的内容が少ない方なので一度JISに目を通しておくといいと思います。
内容が少ないから似たような問題が出題される可能性も高いので過去に出題されたものについては覚えておきましょう。
この記事がみなさんの試験勉強の一助になれば幸いです。
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