社会人になって数年すると悩みや壁にぶち当たることがあると思います。
自分の判断軸や考え方がしっかりしている人たちは悩みや壁を乗り越えていけると思います。
しかし、自分の判断軸や考え方というのはどこで学ぶものでしょうか?
自分の人生に良い影響を与えてくれる7つの習慣を紹介します。
こちらの書籍を参考にしました。
興味がある方はぜひ読んでみて下さい。
読書に不慣れな方は漫画版も出ていますので、そちらを読んでみて下さい。
習慣の定義とは?
ここで言う習慣の定義とは知識、スキル、意欲の三つが交わる部分のことです。
- 知識・・・何をするのか?なぜそれをするのか?という問いに答えること
- スキル・・・どうやってそれをするのか
- 意欲・・・動機、それをしたいという気持ち
これから紹介する7つの習慣を身につけるには、これら3つがすべて必要である。
なぜこの3つが必要なのか?
私の資格取得のための勉強を例にしてみます。
- 知識・・・資格について知らなければどんな勉強をすればいいか分からない
- スキル・・・どんな勉強をすればいいか分かっても、勉強をするスキルがなければ資格取得できない
- 意欲・・・資格について知り、勉強をするスキルを持っていたとしても取得をしたいと思わなければ、勉強が習慣として身につかない
私なりに自分事に置き換えてみたら、この3つは習慣を身に着けるためには必要なものなんだと納得しました。
7つの習慣とはなんなのか?
この7つの習慣を深く理解することで人間的な成長が期待できる。
私はこの本ともっと早く出会っていたかったと思いました。
7つの習慣について一つずつ紹介していきます。
第一の習慣:主体的である
まずはここで言う主体的の定義を紹介します。
自分の人生の責任を引き受けること
当たり前のことのように思われますが、意外と出来ていない人も多いのではないでしょうか?
つい人の責任にしてしまう経験は誰にでもあると思います。
この考え方はとても大切で、リベ大の動画で紹介されている原因自分論と意味は同じだと思います。
自分の身に起こったことは全て自分自身の決定と選択の結果です。
まずはそれを受け入れることから始めましょう。
私もこの考え方を知ってからは気持ちが穏やかになりました。
誰かの責任にすることは自分が傷つかないし、簡単なことですが、それによってやり場のないイライラというものも発生します。
そして、他人に責任を押し付けている人は成長が出来ないと感じます。
自分の選択した結果だと受け入れるからこそ失敗から学ぶことも多いと思います。
自分の人生なので自分が主役になって自分で脚本も書けます。
第一の習慣は次以降の習慣の土台になります。
ぜひ習慣にしてみましょう。
第二の習慣:終わりを思い描くことから始める
終わりを思い描くこと、それは目的地をはっきりさせてから一歩を踏み出すことを言います。
目的地が分かれば現在いる場所も分かるので、正しい方向へ進んでいけます。
ところで、終わりを思い描いてから行動することでどんな効果があるのでしょうか?
会社でのプレゼンを例にしてみます。
会社のプレゼンは慣れないと緊張しますよね。
しかし、終わりを思い描くことから始めることで緊張を軽減させられます。
- プレゼンの前にその場面を想像する
- 想像出来たら何度も想像を繰り返す
- 想像の中で緊張しなくなるまで想像する
- 現実でも緊張しなくなる
想像をすることで実際に何度もその場面を経験したことと同様の効果を得られます。
また、目的地を想像していることで自然とそこへ向かって自分で行動もできます。
第二の習慣は目的を達成するために必要な知的創造の習慣です。
ぜひ習慣にしてみましょう。
第三の習慣:最優先事項を優先する
第二の習慣が知的創造の習慣であれば、第三の習慣は物理的創造の習慣です。
この第三の習慣はシンプルで優先順位をつけて実行に移すだけです。
そうは言ってもなかなか優先順位通りに行動をするというのも難しいですよね。
この優先順位通りに行動するためにはスケジューリングが必須になります。
スケジューリングと同じくらい大切なのがデリゲーションを使えるようにすることです。
このデリゲーションってなんなのでしょうか?
上司が部下に自分の仕事の一部を移管して任せることをいいます。
しかし、このデリゲーションには2種類あります。
- 使い走りのデリゲーション
- 全面的なデリゲーション
この二つのデリゲーションの違いはなんでしょうか?
- すべての行動に対して逐一支持をだすこと
- 結果を重視し、やり方は任せること
自分が優先順位通りに行動するためにはデリゲーションが使えた方がいいです。
しかし、せっかく部下に仕事を任せても逐一支持をしていたら自分も疲れるし部下は成長しません。
なので、全面的なデリゲーションを使えるようにしましょう。
目的地の共有を行って、やり方は任せる。自分も楽になるし、部下も自分で考えるので成長します。
これで自分じゃなくてもできることは部下に任せて自分にしかできないことを優先することが可能になります。
常に最優先事項を優先する習慣をつけていきましょう。
第四の習慣:Win-Winを考える
Win-Winは馴染みのある言葉ですよね。
このWin-Winを考える習慣が効果的な人間関係におけるリーダーシップにつながります。
まずその前にWin-Win以外にも5つの人間関係の概念がある。
- Win-Win → 自分も勝ち、相手も勝つ
- Win-Lose → 自分が勝ち、相手は負ける
- Lose-Win → 自分が負けて、相手が勝つ
- Lose-Lose → 自分も負けて、相手も負ける
- Win → 自分が勝つ
- Win-Win or No Deal → 自分も勝ち相手も勝つ、それが無理なら取引をしないことに合意する
Win-Winを考えるというのは必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢です。
Win-Winの考え方は人生を競争の場ではなく協力の場ととらえる。
意識をしないとどっちが強いか弱いか、どっちが得するか損するかといった二者択一で物事を考えがちです。
自分が得するように考えたり、相手に華を持たせるように考えたり、どちらかが勝つような考え方ではいつか限界がきます。
なので、このWin-Winの考え方を習慣にすることで自分も相手も気持ちいい人間関係が築けると思います。
習慣にしていきたいものです。
第五の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
人は自分を理解して欲しいものです。
つい自分のことを知ってほしくて自分のことばかり話しがちです。
自分を理解してもらうためには、まず自分が相手を理解することから始めた方がコミュニケーションがスムーズになると思います。
しかし、ただ相手の話を聴けばいいというものではありません。
相手を理解しようとして聴く、いわゆる共感による傾聴が必要です。
これは相手の身になって話を聴くことですが、これがなかなか難しいです。
相手を理解するためには思いやりが必要です。
そして相手に先に心を開いてもらいます。
自分のことを理解してもらうためには勇気が必要です。
自分のことを誠実に表現して伝わる努力をしなければいけないからです。
つい自分のことばかり話さないように気を付けたいものです。
第六の習慣:シナジーを創り出す
これはいままで紹介した5つの習慣の総決算の習慣です。
5つの習慣がすべて実践できるようになった時、このシナジーを創り出します。
シナジーとは、簡単に言うと、全体の合計はここの部分の総和よりも大きくなるということです。
5つの習慣をフル活用してコミュニケーションに生かしていきましょう。
第七の習慣:刃を研ぐ
これは自分自身の価値を維持し高めていくための習慣です。
要は自己投資をして自分の価値を高めておこうということです。
自分の人生において何かに立ち向かうのは自分自身です。
その時に備えて刃を研いで準備をしておこうというのが第7の習慣です。
いつか訪れるチャンスをつかむために準備をしようということだと解釈しました。
チャンスというのは準備をしていた人だけが掴むものです。
そのために第7の習慣を身に着けておきたいものです。
7つの習慣のまとめ
7つの習慣について紹介してきました。
この7つの習慣を身に着けることができれば人間的に成長できると思います。
私は特に第一の習慣を身に着けた方がいいと思います。
自分の人生の主導権は自分で握りましょう。
他人に責任を預けると楽かもしれませんが、自分が成長できません。
そして、いつかは誰も責任をとってくれなくなります。
そうならない為にも、自分の選択の責任は自分で持てるようになりましょう。
それができたら、第二、第三の習慣を身に着けていきましょう。
本を読む時間がない人はオーディブルがおすすめです。
通勤中の電車の中や車の運転中でも読書が可能になります。
気になる方は下記リンクから確認してみて下さい。