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【環境計量士】JIS Z 8802 pH測定方法について紹介

環境計量士環濃JIS Z 8802 pH測定
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環濃で出題されたJIS規格がまとまっていると勉強しやすいですよね。

環濃の問1で出題される傾向があるJIS Z 8802 pH測定方法についてまとめていきます。

出題傾向分析をしたところ、2年に1回このpH測定方法についての出題があります。

そして、昨年は出題されました。

ということは、今年はpH測定方法について出題されないかもしれません。

しかし、意表を突かれたときのためにJISの確認をしておきましょう。

過去の出題から学ぶpH測定方法

過去の出題から学ぶpH測定方法

過去問11年分より

・pH標準液は、一度使用したものおよび大気中に開放して放置したものは再度使用してはならない

・検出部は水で繰り返し3回以上洗浄する。特に汚れている場合には、必要に応じて0.1mol/l塩酸などで短時間洗い、さらに流水で十分に洗う。

・pH値が11以上の測定に対しては、通常のガラス電極ではアルカリ誤差を生じ、その測定値が低くでる恐れがある。

・pH計のゼロ校正は、検出部を中性りん酸塩pH標準液に浸し、pH標準液の温度に対応する値に調整して校正する。

・トレーサビリティが必要な場合には、認証pH標準液を用いなければならない。

・pHは、測定する溶液の温度に依存する。しゅう酸とフタル酸塩標準液は温度の増加に伴ってわずかにpH値が高くなるが、中性りん酸、りん酸塩や、ほう酸塩では、温度の増加に伴ってわずかにpHが低くなる。

・pH計の校正は、ゼロ校正とスパン校正とで行う、ゼロ校正には中性りん酸塩を使用し、試料溶液のpH値が7以下のスパン校正には、タル酸pH標準液を使用することができる。ただし、トレーサビリティが必要な場合には、それぞれ認証pH標準液を用いなければならない。

・長く乾燥状態にあったガラス電極は、あらかじめ一夜(12時間程度水中に浸した後使用する。

・この規格に規定したpH標準液のpH値を基準とし、ガラス電極pH計によって測定される起電力から求められる値。

・pHは「ピーエッチ」または「ピーエイチ」と読む。

・調整pH標準液は、上質の硬質ガラス又はポリエチレン製の瓶中に密閉して保存する。

・ほう酸塩調整pH標準液及び炭酸塩調整pH標準液は、二酸化炭素などを吸収してpH値が低下する。

過去問で出題された問題をピックアップしました。同じような問題も出題されることがありますので、チェックしておきましょう。

今年の試験で出題されそうなJIS規格

今年の試験で出題されそうなJIS規格

・認証pH標準液:CIPMのCCQMの定める一次測定法によってpH値が測定されたpH標準液、又はそれにトレーサブルなpH標準液であって、95%の信頼区間を与える拡張不確かさがおよそ0.015以内のもの。

・ゼロ校正:ガラス電極内部液に近い組成の標準液を用いて、電位を調整して、その温度における標準液のpHを指すようにすること。

・スパン校正:ゼロ校正の後にゼロ校正に用いたものとは異なるpHの標準液を用いて、pHに対する電位の傾きを調整して、その温度におけるpHを指すようにすること。

・pH計は、検出部増幅部及び指示部からなる。

繰り返し性試験:pH計の検出部を任意の1種類のpH標準液に浸し、10分後にpH計の指示を読む。次に検出部を水で十分に洗い、水分を拭って再び同じpH標準液に浸し、10分後にpH計の指示値を読む。このように操作してpH標準液について3回測定する。指示値のすべてにおいて、標準液との差が規定以下であることを確認する。

直線性試験:中性りん酸塩pH標準液及びフタル酸塩pH標準液を用いてpH系を校正した後、検出部を水で十分洗い水分を拭って、ほう酸塩pH標準液に浸してその値を読む。次に、検出部を再び水で十分洗い水分を拭って、再び同じほう酸塩pH標準液に浸し、指示値を読む。このように操作してほう酸塩pH標準液について3回測定し、平均する。指示平均値と標準液の差が規定以下であることを確認する。

この辺りがもしかしたら問題の選択肢の一つになっているかもしれません。

過去問だけじゃなく、周辺のJISも確認するようにしましょう。

まとめ

まとめ

今回まとめたJISを覚えておくと、1問解答できる問題が増えます。

過去問を解いていてわからなければJISを調べてみましょう。

JISを検査したらついでに周辺のJISにも目を通しておきましょう。

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