令和7年2月18日に経済産業省のHPに第75回計量士国家試験の合格発表がありました。
計量士の試験は専門科目の合格点が毎年変動します。
この記事ではこれから受験をする方に向けて、今回の試験結果と過去の環境計量士(濃度)の専門科目合格点、合格率の推移をまとめました。
環境計量士の受験を迷っている方やどの程度勉強が必要なのかの目安にしていただければ幸いです。
私は2020年度に一般計量士、2022年度に環境計量士(濃度)を合格しました。
合格した時の勉強方法や勉強時間、環境計量講習(濃度)についても別の記事でまとめていますので参考にしてみて下さい。



第75回環境計量士(濃度)試験結果

今年の試験結果についてまとめました。
2024年度の各区分の計量士試験合格者と合格率の表を載せます。

※経済産業省HPより引用
環境計量士(濃度)の合格率は17.6%で昨年度とほぼ同じでした。
受験者数が減少していることも影響しているのか、例年と比較して直近2年は合格率が若干高めに感じますが、合格率20%以下の試験であることに変わりありません。合格するためには計画的に準備をする必要があります。
過去の環境計量士(濃度)試験結果との比較

2014年度から2024年度までのかこ11回分の試験結果を経済産業省HPから引用してグラフにしました。
勉強のモチベーション維持のために参考にしてみて下さい。

今年の合格点は29/50問でした。昨年から合格点が1点上がりました。
出題者の意図としては合格点は27~28点くらいを狙っているのではないかと推察します。11年のうち6回と半数以上は合格点が27~28点です。
2020年度も合格点が29点でしたが翌年28点、その翌年27点と減少傾向でした。しかし、合格率は2023年度とほぼ同等なので次回の試験は今回と同等か少し難しくなることが予想されます。
次回受験する方は難易度が上がることも考慮して勉強しておけばいいかもしれません。専門科目については試験後の自己採点で30/50問以上であれば合格発表まで安心していられますので、そこを目指すようにがんばりましょう。
まとめ

自分が受験する資格の情報収集も勉強のモチベーション維持や勉強計画を立てるために必要だと思います。
これから環境計量士(濃度)を受験する方の情報収集の一助になれば幸いです。
環境計量士は化学系では取得難易度の高い資格です。
ぜひ合格に向けて試験勉強頑張ってください。
試験合格後に受講できる環境計量講習の記事もありますので、これから受講を考えている方や試験勉強のモチベーション維持のために読んでみて下さい。
