毎日残業をすることが当たり前になっているけれど、本当は残業をしたくない人は多いのではないでしょうか。
早く家に帰って休みたい、平日も自分の時間が欲しいという方に向けて、残業をしてしまう原因と残業時間を減らす方法を紹介します。
残業時間を減らす方法を紹介する私もかつては毎日のように残業をしていました。
月平均で20~30時間程度の残業をしていました。
残業を減らす方法で今は月0~5時間程度になったよ
私が実践した残業を減らす方法を紹介します。
- 上手に仕事を断る
- 人に任せる
- スケジュールを組む
- 勇気を持って自分から先に帰る
- 仕事後に予定を入れる
- 有給休暇取得の予定を立てておく
- 転職を考える
この残業を減らす方法はこちらの本を参考にしています。
段取りの基本について詳しく知りたい方はぜひこの本を読んでみて下さい。
日本の平均残業時間
openwork働きがい研究所の調査によると、2021年の日本の平均残業時間は24.29時間でした。
openwork働きがい研究所では4半期ごとに平均残業時間を調査していますが、私の方で年間平均にしてグラフにしてみました。
働き方改革の推進により2014年から比べると平均残業時間は減っているように見えます。
しかし、これにサービス残業は含まれていません。
実際の平均残業時間はもっと長いと考えられます。
なぜ残業をすることになるのか?
残業時間を減らすためにはまずは残業の原因を把握することが大切です。
なぜ残業することになるのか?これを考えることが早く帰るための第一歩です。
- 仕事量が多い
- 仕事の予定が崩れる
- いつも締切りや納期に追われている
- 周囲が残業しているから帰りにくい
- 会社として残業が当たり前の風潮
この原因に対して対策をしていけば残業時間を減らせます。
残業時間を減らす方法
これから残業を減らす方法を紹介していきます。
上手に仕事を断る
すべての仕事を受けていてはどんなに仕事が速い人でも時間が足りません。
自分のスケジュールを確認して受けきれない仕事は断って他の人にお願いしてもらいましょう。
しかし、いきなりNOと言っては相手も嫌な気持ちになってしまいます。
- いきなりNOとは言わない
- 内容と納期を確認する
- その上で受けられない事情を説明する。(他の仕事のスケジュールや予定がある旨を述べる)
- 代替案を出す(納期を遅らせてもらう、一部を他の人にやってもらう等)
理由もなく出来ませんは自分の能力の無さをアピールするだけなので避けましょう。
代替案まで出した上でどうしようもなければ、仕事をお願いする人も他を当たるしかなくなります。
余裕がある時は仕事を率先して受けよう
人に任せる
自分がやった方が早いと思って自分で作業をしてしまう人、多いのではないでしょうか。
人にお願いをするのが申し訳なくて自分でやってしまう人、いますよね。
これは総じて「他人を信用していない」という気持ちからきています。
人にお願いすると確かに最初は遅いかもしれませんし、説明が面倒だったりするかもしれません。
しかし、何度かお願いしているとその人もある程度仕事を覚えて出来るようになるはずです。
そうなれば、一つ自分以外でもその仕事を出来る人が増えていきます。
最初のうちは任せた仕事が上手くいかないこともあると思います。
人に仕事を任せる勇気を持ってみる
仕事を任せたからには、任せたなりに責任を持つ必要があります。
丸投げと違うことは認識をしておいて下さい。
残業時間を減らすためにチームの力を借りていきましょう。
スケジュールを組む
スケジュールを組むには仕事全体の把握とそれを達成するための細かいタスクを洗い出す必要があります。
慣れてくれば頭の中ですぐにできますが、慣れないうちは手帳に書いたり、エクセルでスケジュール表を作成して埋めていきましょう。
そして、一つのタスクにあてる時間を決めてから作業に取り掛かるようにしましょう。
- 仕事全体の把握ができる
- 何が必要なのか考える
- タスクの所要時間を考えられる
- 納期からの逆算ができる
- 残業をしなくてもいいようにスケジュールを組む
- 他の仕事をお願いされたときに可能かどうかの判断ができる
スケジュールを組むだけでこれだけのメリットがあります。
仕事を預けられたら即作業に入る前に一呼吸おいて全体を把握する癖をつけましょう。
そして、作業時間をコントロールすることが残業時間を減らすことに繋がっていきます。
勇気を持って自分から帰る
周りがみんな残業していると帰りにくい雰囲気ってできてしまいますよね。
そうするとつい自分も帰りにくくなって、今やる必要のない仕事に手を付けて一緒に残業をしていませんか?
気持ちはすごく分かります。
しかし、それは実は自分だけではないのかもしれません。
勇気を持って自分が一番に帰ってみよう
最初は周りから何か思われるかもしれません。
しかし、毎日それを続けていればあなたは残業をしないキャラとして定着していくでしょう。
そして、それを見て実は他にも帰りやすくなっている人がいるかもしれません。
仕事の納期は確実に守ろう。その上で定時退社しよう。
仕事後に予定を入れる
以前私は残業をしないようにするためにピアノを習っていたことがあります。
ピアノはやったことがなくて、少し弾けるようになってみたかったのです。
結局そこまで上達はしなかったですけど、楽しくピアノを弾いていました。
話は脱線しましたが、仕事の後に予定があるとなにがなんでも帰ろうという気持ちになります。
また、周囲にも残業をしない理由として言いやすいですし、話のネタにもなります。
一時期は私もピアノの日なので帰宅しますと敢えて言っていた時期もありました。
最初は不思議に思われていましたが、半年もすると周りが逆にピアノの日ということを認識してくれるようになりました。
ピアノの日はとにかく定時で帰れるように朝から一生懸命働いていました。
定時で帰るためにとにかく段取りをしていました。
平日の仕事の後に予定を作ろう(習い事がおすすめ)
仕事の後の予定のために定時で帰る為の段取りをします。これを続けることで自然と定時で帰るための段取りが出来るようになります。
プライベートも充実するし、段取りできるようになるし一石二鳥だね
有給休暇取得の予定を立てておく
これは職場によってやりやすい人とやりにくい人がいると思います。
有給休暇が取得しやすい職場であれば、前もって有給休暇取得日を早めに決めておきます。
そして、自分が休む日には周囲の人に迷惑がかからないように、あるいは仕事が滞らないように段取りをしてから休暇に入ります。
これも段取りをする力を鍛えるための手法です。
自分が休んでいても仕事が進む仕組みを作れるようになれば、残業時間も減るし有給休暇も取得しやすくなるのでこちらもまた一石二鳥です。
しかし、有給休暇が取りにくい職場があることも理解しています。
なので、この方法は無理してやらなくてもいいと思います。
転職を考える
最後は極論です。
残業を強制するような会社であれば自分の段取りどうこうでは済まないので転職を考えることをおすすめします。
世の中には残業時間が少ない会社もたくさんあります。
どうしても職場の雰囲気が残業至上主義のような職場ならば脱出を考えるのも一つの手です。
ただ、これは最終手段でいいと思います。
自分の段取り力を鍛えて、残業しなくても大丈夫な状態を作ったにも関わらず、残業しなけらばいけなかったり、嫌がらせを受けるようであればそこで転職を考えてもいいと思います。
残業時間を減らすことのメリット・デメリット
これまで残業時間を減らす方法について紹介してきました。
ここでは残業時間を減らした先には何があるのかを少し紹介していきます。
残業時間を減らすことのメリット
残業時間を減らすと以下のようなメリットがあります。
- 自分の時間が増える(趣味やスキルアップに時間を費やせる)
- 家族との時間が増える
- 仕事の疲れをしっかりとれる(翌日もパフォーマンスが上がり相乗効果)
- 段取りが良くなる
- 気持ちに余裕ができる
- 夕食の時間が遅くならないので健康的になる
残業時間を減らすことの主なメリットは自分の時間が手に入るということです。
残業時間を減らすことのデメリット
残業時間を減らすと以下のようなデメリットがあります。
- 残業代がもらえない
- 残業している人たちからの視線が気になる
- 人事評価が下がる(残業至上主義の職場の場合)
残業をしないことのデメリットは残業代以外は自分の考え方次第で解消できると思います。
残業代が欲しい人は残業するしかないですね。
まとめ
残業時間をいきなりゼロにするのは難しいと思います。
残業をすることに疑問を思っている方や早く家に帰りたいけど帰りにくいと思っている方は、毎日10分早く帰れるようにしてみてはどうでしょうか。
もしくは、平日の夜に予定を入れてみることをおすすめします。
時間だけは全員に平等に与えられた有限のものです。
残業代を稼ぐ人を非難する気持ちはまったくありません。
この記事は残業をしたくないと感じている人の一助になればと思って書きました。
自分の時間を大切にしましょう。
今回の記事は私の実体験と以下に紹介します書籍を参考にしております。
気になった方はぜひ読んでみて下さい。2時間くらいで読み終わります。